★子供をバイリンガルにする方法 by 言語学者

多言語学習ノウハウ

もしあなたに
お子さんがいらっしゃるなら、

子供をバイリンガル、
マルチリンガルにしたいと、

一度は思ったことでしょう。

今回は、
その秘訣をおしえます。


とっても、秘訣です。

なぜなら、

言語学と発達心理学での
研究成果でもあるからです。

そして、

大人が英語ができない
ひとつの大きな理由でもあります。


結論からいうと、

・12歳までに触れさせて

・12歳以後も触れさせる

です。


これをやると、

その言語は
その子にとって「母語」になります。

日本人なら
日本語がこれに当たります。

いやでも毎日ふれますね。

そして、

それは12歳をこえたからといって
止まりません。

なので、

日本語は母語になります。



同じことを英語でやると
英語は母語になります。

母語、とはつまり、

国語のように
学んでいるものです。

語彙とかはすくなくても
母語になってしまっているので、

その後の伸びは
楽チンです。


これに対して、

12歳よりもあとに触れた言語は
「外国語」になります。

幼い頃やっていても
12歳までにやめてしまったら、

それは母語ではなく
外国語になります。

なので、

大人の学習法で
勉強することになります。

大人の学習法とは
ようするに、

はじめて習う外国語として、

文法をやって、
単語を覚えて、
慣用表現も覚えて、
読解と聞き取りの練習をして、
話す訓練をする・・・

ということです。



母語だと、
これは自然にできます。

国語の授業でやった
「国文法」なんてしらなくても、

日本語は使えるわけです。

それと同じです。

異論があるかもしれないので
言っておくと、

「国文法」ができたのは
明治の終わりごろで、

それ以前も
日本人は日本語を使っていました。



この、

「12歳」にまつわる話しは、

人によっては
【不都合な真実】かもしれませんが、

脳機能の発達に
関連しているとされています。

Robert S. Siegler などの
発達心理学の教科書にも載っている話し。



思い出してみると、

わたしが10歳のころ、

母がわたしたち兄弟のために買った
子供向けの物語教材で
ちょっと英語に触れてましたが、

10歳の子供には
幼稚すぎる話しでつまらなかったので
聞き流しており、

もちろん12歳をこえるまで
つづけていませんでした。

妹なんかは
教室に通っていましたが、

12歳超えるまで
つづけなかったので、

英語はからっきしです。

10年以上たって
彼女は後悔することになりました・・・^^;



ところが、

世界には
バイリンガル、マルチリンガルは
ふつうにたくさんいるわけでして、

これは、

ヨーロッパ諸国の
知識層だけの特権ではないです。

インドなんかは
地元語、ヒンディー語、英語の
トリリンガルは当たり前、

という状況があります。

これは、

今回の話しでいうと

12歳より前も
そのあとも、

生活上、複数言語に触れる環境に
ずーっとあるから、

と言えます。

インドの大学生は
ほぼ間違いなくトリリンガルです。



このように、

日本人がどんな理屈をこねようが、

世界人口的に

バイリンガル
マルチリンガルは、

わりと普通だ、

という事実は
曲げられないわけです。


「1つしか使えないほうが異常」

というのが
不都合な真実です。



要点をまとめると、

・12歳までに触れさせる

・12歳を超えても触れされる

これで母語になるので
かってにマルチリンガルになる。

です。



この話し、もっとききたいですか?

興味があれば書きますので
下のリンクを押して、教えてください。

こちらでクリック数がわかるので
かんたんアンケートになります。

コメント

タイトルとURLをコピーしました