★怒りプンプン:複雑な文の読み解き方(英文解釈法)

英語名言と解説

One often contradicts an opinion when what is uncongenial is really the tone in which it was conveyed.
- Friedrich Nietzsche (ニーチェ)

人が意見に反対するときは、だいたいその伝え方が気に食わないときである。

ま、そんなもんですよね。

心理学でも、

言葉そのものよりも
ジェスチャーやトーンや顔つきなどのほうが、

コミュニケーションの
90%くらいを占めているとされます。

「伝え方が9割」ってことです。

 

今回のは、
とくに構文が複雑。

準1級レベル。

こういうのは、

前もいったように
まず、文の中の動詞は何か?を見極めねばなりません。

文全体で、動詞は一個しかありません!

ので、

動詞がいくつかあるときは
どれかがメイン(文全体での)動詞です。

この場合、 is

 

主部:

One often contradicts an opinion when what is uncongenial

人が
よく
反対する
ある意見に

・When節
〜の時

what is uncongenial
気に食わないもの

 

動詞:
is

 

述部:

really the tone in which it was conveyed
ほんとうは
それが伝えられる
語調

tone
(音の)調子、音色 ⇒ トーン
口調、語調、語気、論調、傾向、風潮、気風、格調

convey
運ぶ、運搬する、(…へ)運ぶ、伝える、うつす、(…へ)伝える、伝達する、譲渡する

 

和訳:

人はよく、気に食わない時その意見に反対する
それは、← is
ほんとうはその伝えられ方(によるの)だ

翻訳:
人が意見に反対するときは、
だいたいその伝え方が気に食わないときである。

となります。

 

uncongenial は
見慣れない単語でしょうが、

un + con + genial

というつくり。

genial は、

generate 生み出す
generation 世代
genetic 遺伝的な
などが思い浮かべば、近い意味合いだと推測できます。

con
一緒に、的な意味

congenial
気が合う、ふさわしい、性分にあう

un
否定の接頭辞

uncongenial
性分に合わない

長い単語は
こんな風にできています。

むずかしい漢字と一緒です。

 

「伝え方が9割」に
話しをもどすと、

いくら理屈が通っていても、

どなられたり、自分がイラついていると
まあ、受け入れられないものですね。

なので逆に、

伝えるときは
伝え方を意識すればいい、ってわけです。

相手にとって
気に食わない内容なら、なおさら。

 

余談ですが、

日本人の友達が
やらかしたベトナム人とトラブルになったとき、

英語でいくら説明しても
ぜんぜん、
怒っているということが伝わなかったんですね。

どれだけ理詰めで話しても
相手はヘラヘラしている。

そこでついにキレて、

関西弁でまくし立てたら
怒ってるっと伝わった、

という、

海外あるあるの話しがあります笑

中身はどうでもよかったんです。

とりあえず
こっちは怒りプンプンですよ、ってことが
伝わらないと、

解決へ動いてくれなかったわけですね。

 

「伝え方が9割」

 

uncongenial

英和
https://ejje.weblio.jp/content/uncongenial

英英
https://dictionary.cambridge.org/ja/dictionary/english/uncongenial

コメント

タイトルとURLをコピーしました