★一見ムダな行為は、本質を知るための学びとなる

英語名言と解説

You have to study a great deal to know a little.
- Montesquieu(モンテスキュー)

少しを知るために、多くを学んでおかねばならぬ。

これ深いです。

エッセンス(本質)を知るには、

ほかの多くのことに触れなければ
見分けられないということ。

なので、

ある分野について
何も知らない人に、

ただ結論だけ言っても
納得しないんですよ。

 

たとえば、

ビタミンCを
たくさん取ればいい、

といっても、

どうしてそうなのか、
その大切さも意義もわからない。

なので、

とりあえず素直に
言われたとおりにする人以外、

やらないんですよ。

 

ビタミンCが
どれほど重要か、

それを本当に納得するには、

ビタミンというものが
提唱された

マゼラン航海員の
「壊血病」にはじまって、

生化学の基礎に加え、
細胞内でショ糖(砂糖)の分解のときに
ビタミンCを消費する代謝サイクル、

など、

全体的な知識がいります。

理学部だと、生物学科、化学科の
2年生か3年生レベルです。

医学部、薬学部と
理学部、工学部の一部でしか教わらない知識です。

前提が
高校化学とかいりますしね。

 

まともな医者とかは、

こうした背景知識があって、

どんな患者でもわかる
「ビタミンCをとるといいよ」っていう、

エッセンスを
伝えているわけです。

とり方や
とり過ぎリスクも知ってるわけです。

水溶性だから
一気にとっても効果うすい、です。

取り過ぎは
どんなものもそうですが、

多くて2グラム程度までです。

食事ではそんなにとれないので
サプリの場合のみ気をつければいい。

この辺の
量の感覚も、背景知識あってこそです。

 

モンテスキューは
フランスの哲学者。

哲学者は、

哲学するために
自分の考え方とは相いれない哲学も学びます。

そうすることで
自分が生み出そうとするものが
見えてくる。

マンガ家とかも、
そうかもですね。

 

「本質を知るには、学ばねばならない。」

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました